★というわけで、hanoi&hanoiのブレンドになりました(笑
なんか、普通に「ブレンド」とか「ホット」と注文してくださるお客様に、ここんとこエスメラルダゲイシャをお出ししてます。それでいいんだと思っています。
トレーサビリティってのは求めている人に公開すりゃいいことだし、いちいち店側が、このコーヒーはこうだから凄いというようなメニューで展開する必要はないかなと。
それは、HANOI &HANOIという場所が、いまや、ベトナム雑貨とベトナム料理、猫、コミュニティとして定着しようとしているということと関係があるのかもしれません。
いろんな人が、「コーヒー以外の目的で」集まってくださるお店。
そのお店のコーヒーが、ちょっとおいしい。
それって凄いことなんしゃないかなと。
メニューに、なんとか農園をならべてお客様をコーヒーの狭い狭い世界に引き込むのは、あきからにおせっかいだよね、と。だって、僕の場合、なんとか農園を競いたいワケじゃないんだもの。
なんとか農園を競うルールで、「勝ち残り」を目指すなら、ダイレクトバイイングをしなきゃ絶対にダメだし、今の道楽人生のほとんどを珈琲に集中しなきゃならないワケで、それは、ちょっと残りの人生を掛けるだけのテーマじゃないなと思っています。
どこかで、「明らかに一番じゃない珈琲で妥協する人が理解できない」というようなコメントを観ましたが、
それは「競争」に巻き込まれていることを自覚してない愚かな奴隷の言葉です。
人生は短いし、やれることは限られている。「勝つ」ために生きるほど暇じゃないんですよね。
「勝つ」必要はない。
企画事務所としてのスクワッターズノードもひとつの仕事。
「あそび部」も、ひとつの仕事。
たまたまお店に顔を出しているときに、「この珈琲は、なんですか?」というようなご質問があれば、「そうでしょ」と答える。そういうコミュニケーションで良かったんだなぁと。
というわけで、「ブレンド」とか「ホット」とか「コーヒー」というご注文が、一番好きだし、HANOI &HANOIという場所を大切にしてくださるそういうお客様に、「おいしい」と言っていただける珈琲をお出ししたいです。
などということ、ずっと考えています。
それでは、また。